どうしても寒い季節にやってみたかったコトがあります。それは雪のエンボス加工。ちょうどクリスマスですので、2種類のクリスマスカードを作ってみました。
エンボス加工というのはハンコを押した後、エンボスパウダーという粉をかけて専用のヒーターで熱してパウダーを溶かし、ポッコリ浮きだたせるといった加工方法です。基本のやり方は『消しゴムハンコで作るエンボス加工』に詳しく書きましたので、そちらをご覧ください。
今回は応用編。エンボスで雪っぽさを表現してみましょう。
■エンボスパウダーの種類
エンボスパウダーの種類はたくさんあります。何が違うのかといいますと、色や光り方が違います。どんな風に違うのかを、手持ちの5種類のエンボスパウダーを使って確認してみました。
雪の結晶消しゴムハンコと紙用のインクartnicのBabyBlue(淡いブルー)でハンコを押した上に、5種類のエンボスパウダーをふりかけてエンボス加工。
写真の一番左側がエンボス加工せずに、紺色の紙にハンコを押しただけのものです。右隣がエンボスパウダー『ホワイト』、パウダーをかけたところが真っ白になるので、雪を表現するには最適です。
さらに右隣がエンボスパウダー『ブライダル』。写真ではよくわかりませんが、このブライダルはラメがたくさん入っていて光が当たるとキラキラ光ります。余った粉を払う時にもラメが残るので後片付けはちょっと大変。
そして左から4つ目は『クリア』。この『クリア』だけが無色透明で、インクの色がそのまま見えるパウダーなのです。インクの色を残したいエンボス加工の時は私は必ずこのパウダーを使います。何かと使いやすくて何かと便利です。
そして右から2つ目は『シルバー』。写真では光ってちょっと見えにくいですけど、銀色のパウダーです。そして、一番右が『ゴールド』、金ピカでゴージャスなパウダーです。
今回は、ホワイト、シルバー、ゴールド3種類のパウダーを使ってみましょう。
■用意する道具
使う道具は、消しゴムハンコ一式と、インク。それにエンボスパウダーとエンボスヒーターが加わります。
■エンボス失敗例
最初にクリスマスツリーをエンボス加工して、見事に失敗してしまいました。写真をご覧いただければ左右で違いがハッキリ。どこが違うかわかりますか?
写真の左側は全体的にぷっくりしていて、ツリーの全体像を作っているクリスマス飾りが全部綺麗に膨らんでいるように見えますよね。右側は、なんだかボコボコしてしまって、クリスマス飾りのイラストがよくわかりません。
これ、同じインクと同じゴールドのエンボスパウダーを使っているのです。
では、何が違うのか?
違いは、エンボスパウダーの量なのです。
消しゴムハンコを押した後に、パウダーをしっかりかけて振り落とさなければ写真左のようにふっくらとした仕上がりになります。ところが、パウダーをふりかけてから紙をトントン叩いたり、筆で粉を払ってしまうと、粉と粉が溶けた隙間がボコボコになってしまって、残念な結果になってしまいます。
デザインにもよりますが、全体的にふっくらさせたい時は、全体的にしっかりパウダーがつくようにふりかけると失敗が少ないです。
■雪風エンボスパウダーの使い方
今回やってみたかったコト、それは雪っぽい加工をすること!
こういうのです。
木の上に雪が降り積もっているように見えませんか?
「これはどうやっているの?」
種明かしをすると、めっちゃ簡単です。ハンコを押した後に、ホワイトのエンボスパウダーをふりかけて、下の方のパウダーを筆でポンポンと叩きながら適当にパウダーを払い、ヒーターで熱しただけです。
パウダーのつきが薄いと、粉っぽさが残ったままパウダーが溶けて、いい感じに雪が積もっている感じになります。全面真っ白よりは、この方が雰囲気出ますよね。
雪っぽい加工、もう一つ。
「MerryChristmas」の文字の上半分に白い雪を降らせてみました。
こちらは、文字のハンコを押してシルバーパウダーを使ってエンボス加工をした後で、ひと工夫。
消しゴムハンコの文字の印面にインクをつけた後、下半分だけ要らない紙を使って印面についたインクを落とします。それからシルバーエンボス加工をした文字の上に重ね押し。こうすると、インクは文字の半分だけしかつきません。そして、上からホワイトのエンボスパウダーをふりかけて、ヒーターで熱すると文字の上半分に雪が降り積もったようになります。
さらに、文字の周りにも粉雪を降らせる方法があります。
インクに、VersaMarkという透明なインクがあります。このインクを使ってハンコを押すと、印面が濡れたような感じになるちょっと変わったインクなのです。このインクの色がつかない特徴を利用します。
文字の周りに直接VersaMarkインクを軽くつけて、エンボスパウダーをパラパラとふりかけるのです。紙の上にパウダーを振りかけただけだと、熱で溶かす時にヒーターの風でパウダーが飛び散ってしまいます。飛び散り防止策!
カードにインクがつきすぎて濡れた感じにならないように注意が必要です。パラパラ落ちたパウダーはそのまま熱せられると、雪が舞っているような素敵な雰囲気になります。
クリスマスカードに限らず、雪が降る季節は、エンボス加工にチョイとひと工夫加えるだけで、さらに素敵なカードが出来上がります。お友達への贈り物にこっそりこんなカードを忍ばせておいたら、かなり喜んでもらえましたよ~♪
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2013年12月25日水曜日
2013年11月24日日曜日
ペンをインクに!学校でも職場でも気軽に楽しめる消しゴムハンコの使い方
消しゴムハンコって、押せば押すほど、使えば使うほど、作る時にいろいろ工夫してしまうのですよ。 持ち手の台木があった方が手が汚れにくくて力の入れ加減も押しやすいとか、持ち手にはどんなハンコかが分かるように表面に見える部分にハンコを押してあると便利だとか…。
ハンコを押すには、もちろんインクが必要です。が、持ち手の台木つきの消しゴムハンコとインク、セットで用意するとこんなにかさ高くなってしまいます。
こんなにかさばるセットを持ち歩くなんてイヤ。コンパクトに使える方法は無いかしら?と、ずっと悩んでいました。
ハンコはまだいいのです。サイズが小さいハンコを彫ればいいのだから。
問題は インク!
インクが無ければハンコだけあっても、ただの消しゴム。
筆箱に入るぐらいの小さな小さなインクなんて無いのかしら?
う~~~~~ん、と悩むこと数週間。
ある日、インクカタログを見ていたら、そこには四角いスタンプインクではなくて、ペン型のインク写真が載っているじゃないですか。
そうだ、これだ!!
普通に筆箱に入れて使っているペンのインクって、ひょっとしたら消しゴムハンコを押す時に使えるんじゃないの?
思いついたら即実行。普通の蛍光ペンを消しゴムハンコの印面に塗って押してみました。
おぉ、これなら使えそう!!
自分のマークのイラストや名前のハンコって、ちょっとしたメモに押すと可愛らしくて、ちょっと嬉しくなる。そんなハンコって使うことが多いから手元にあるとすごく便利なのです。
蛍光ペンや普通のペンだったら、ふで箱に入れて使うものだし、わざわざ持ち歩くというよりは、いつも使っている物。それに、消しゴムハンコだって、印面を使って消さなければ普通の消しゴムとしてもちゃんと使えます。
そう、 消しゴムハンコ は、消しゴム なのですよ!!
消しゴムハンコ用の消しゴム板も、普通の消しゴムよりはやや固めだけど、ちゃんとキレイに消せます。
ペンのインクで消しゴムハンコを押すやり方はとっても簡単なのですが、ちょっと注意が必要なところもありますので、細かく説明します。
■用意する文房具
・消しゴムハンコ
・ペン、蛍光ペン
・ハンコを押す紙
えーっと、説明するまでもなく、普段当たり前に使っていそうなセットです、ええ。違いは消しゴムなのか、消しゴムハンコなのか。それぐらいかしら。
■消しゴムハンコについて
消しゴムハンコは、作りたいイラストがあれば、そのまま消しゴム板に転写して簡単に作ることができます。詳しい作り方は、『身近な道具で手軽に簡単♪ 消しゴムハンコの作り方』をご覧ください。
文房具屋さんに売られている小さな消しゴムでも消しゴムハンコは作れますが、消しゴムハンコ作り用に販売されているハガキサイズの消しゴムは、文具として売られている消しゴムより彫りやすくて丈夫です。
単なる消しゴムとしてだけではなく、ハンコとしての役割もしっかり果たしてくれるので、兼用で使うなら消しゴムハンコ用の消しゴムで作る方が長持ちします。ちなみに、私が愛用している消しゴム板は、SEEDの『ほるナビ』です。
■ペンのインクでハンコを押す 押し方
やり方という程たいそうなことではなく、説明はとっても簡単です。
消しゴムハンコの印面をペンで塗りつぶして、インクが乾かないうちに紙へポンっ!
ただそれだけ。めちゃくちゃ簡単でしょ♪
筆箱に入れて使う消しゴムハンコ、押し方は簡単ですが、注意したいことはいろいろあります。
1.印面にインクを塗る時には、ムラが出来やすいので出来るだけムラなく塗る
ムラも模様と考えると、それも味があってよしです。ペンのインクは、スタンプ専用のインクと比べると、どうしてもムラが出来やすいです。きちんとインクがぬれているかどうかが分かりにくい蛍光ピンクや黄色などは、消しゴムハンコを斜めにして光を当てるようにして印面に濡れていない部分がないかどうか、塗りムラを確認します。
2.色を変えたい時は、印面についたインクは紙やティッシュにつかなくなるまでしっかり落とす
前に押したインクが残ったまま、違う色を塗ってしまうとインクが混ざって汚い色に変わってしまいます。おまけに、ペン先までインクが混ざってしまって後からペンを使うと思いもよらない色になることがあります。これはスタンプインクを使って押す時も同じこと。薄い色から濃い色に変える時には特に、インクを変える前には前に使ったインクは要らない紙に何度も押すか、ティッシュでやさしく印面を拭くなどして残っているインクをしっかりと取り除きます。
写真はピンクの蛍光ペンインクで押した後にブルーの蛍光ペンで押しました。微妙にピンク色が残って紫色っぽくなっている部分があります。
3.印面は傷がつかないようにカバー
筆箱に入れると、シャーペンやボールペン、定規などが印面にあたって傷がつきやすくなります。知らない間に斬新なデザインに変わってしまったりして?
厚紙で巻いて消しゴムカバーを作れば傷防止になります。
4.消しゴムとして使うのは、印面とは反対の面で
消しゴムハンコは消しゴムです。よく消えます。インクをつけた面は、そのまま消すと逆にインクが紙に写って汚れます。そのうえ印面で消すと、端からどんどん印面が欠けていってしまいます。どうせなら最後までハンコとしても使いたい!なので、私は印面とは逆の白いところで消すようにしています。
消しゴムハンコは、ハンコとしても消しゴムとしても使えて一石二鳥。小さくて、どこへでも押せるようなハンコは持ち手をつけずにふで箱に入れておけば、気軽にポンポン使えて便利ですよ~。
(追記:散々悩んで思いついた!と思ったペンをインク代わりにする方法は、スタンプ愛好家の方々の間ではふつうに使われていると知ってあらっ!(^^;)
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ハンコを押すには、もちろんインクが必要です。が、持ち手の台木つきの消しゴムハンコとインク、セットで用意するとこんなにかさ高くなってしまいます。
こんなにかさばるセットを持ち歩くなんてイヤ。コンパクトに使える方法は無いかしら?と、ずっと悩んでいました。
ハンコはまだいいのです。サイズが小さいハンコを彫ればいいのだから。
問題は インク!
インクが無ければハンコだけあっても、ただの消しゴム。
筆箱に入るぐらいの小さな小さなインクなんて無いのかしら?
う~~~~~ん、と悩むこと数週間。
ある日、インクカタログを見ていたら、そこには四角いスタンプインクではなくて、ペン型のインク写真が載っているじゃないですか。
そうだ、これだ!!
普通に筆箱に入れて使っているペンのインクって、ひょっとしたら消しゴムハンコを押す時に使えるんじゃないの?
思いついたら即実行。普通の蛍光ペンを消しゴムハンコの印面に塗って押してみました。
おぉ、これなら使えそう!!
自分のマークのイラストや名前のハンコって、ちょっとしたメモに押すと可愛らしくて、ちょっと嬉しくなる。そんなハンコって使うことが多いから手元にあるとすごく便利なのです。
蛍光ペンや普通のペンだったら、ふで箱に入れて使うものだし、わざわざ持ち歩くというよりは、いつも使っている物。それに、消しゴムハンコだって、印面を使って消さなければ普通の消しゴムとしてもちゃんと使えます。
そう、 消しゴムハンコ は、消しゴム なのですよ!!
消しゴムハンコ用の消しゴム板も、普通の消しゴムよりはやや固めだけど、ちゃんとキレイに消せます。
ペンのインクで消しゴムハンコを押すやり方はとっても簡単なのですが、ちょっと注意が必要なところもありますので、細かく説明します。
■用意する文房具
・消しゴムハンコ
・ペン、蛍光ペン
・ハンコを押す紙
えーっと、説明するまでもなく、普段当たり前に使っていそうなセットです、ええ。違いは消しゴムなのか、消しゴムハンコなのか。それぐらいかしら。
■消しゴムハンコについて
消しゴムハンコは、作りたいイラストがあれば、そのまま消しゴム板に転写して簡単に作ることができます。詳しい作り方は、『身近な道具で手軽に簡単♪ 消しゴムハンコの作り方』をご覧ください。
文房具屋さんに売られている小さな消しゴムでも消しゴムハンコは作れますが、消しゴムハンコ作り用に販売されているハガキサイズの消しゴムは、文具として売られている消しゴムより彫りやすくて丈夫です。
単なる消しゴムとしてだけではなく、ハンコとしての役割もしっかり果たしてくれるので、兼用で使うなら消しゴムハンコ用の消しゴムで作る方が長持ちします。ちなみに、私が愛用している消しゴム板は、SEEDの『ほるナビ』です。
■ペンのインクでハンコを押す 押し方
やり方という程たいそうなことではなく、説明はとっても簡単です。
消しゴムハンコの印面をペンで塗りつぶして、インクが乾かないうちに紙へポンっ!
ただそれだけ。めちゃくちゃ簡単でしょ♪
筆箱に入れて使う消しゴムハンコ、押し方は簡単ですが、注意したいことはいろいろあります。
1.印面にインクを塗る時には、ムラが出来やすいので出来るだけムラなく塗る
ムラも模様と考えると、それも味があってよしです。ペンのインクは、スタンプ専用のインクと比べると、どうしてもムラが出来やすいです。きちんとインクがぬれているかどうかが分かりにくい蛍光ピンクや黄色などは、消しゴムハンコを斜めにして光を当てるようにして印面に濡れていない部分がないかどうか、塗りムラを確認します。
2.色を変えたい時は、印面についたインクは紙やティッシュにつかなくなるまでしっかり落とす
前に押したインクが残ったまま、違う色を塗ってしまうとインクが混ざって汚い色に変わってしまいます。おまけに、ペン先までインクが混ざってしまって後からペンを使うと思いもよらない色になることがあります。これはスタンプインクを使って押す時も同じこと。薄い色から濃い色に変える時には特に、インクを変える前には前に使ったインクは要らない紙に何度も押すか、ティッシュでやさしく印面を拭くなどして残っているインクをしっかりと取り除きます。
写真はピンクの蛍光ペンインクで押した後にブルーの蛍光ペンで押しました。微妙にピンク色が残って紫色っぽくなっている部分があります。
3.印面は傷がつかないようにカバー
筆箱に入れると、シャーペンやボールペン、定規などが印面にあたって傷がつきやすくなります。知らない間に斬新なデザインに変わってしまったりして?
厚紙で巻いて消しゴムカバーを作れば傷防止になります。
4.消しゴムとして使うのは、印面とは反対の面で
消しゴムハンコは消しゴムです。よく消えます。インクをつけた面は、そのまま消すと逆にインクが紙に写って汚れます。そのうえ印面で消すと、端からどんどん印面が欠けていってしまいます。どうせなら最後までハンコとしても使いたい!なので、私は印面とは逆の白いところで消すようにしています。
消しゴムハンコは、ハンコとしても消しゴムとしても使えて一石二鳥。小さくて、どこへでも押せるようなハンコは持ち手をつけずにふで箱に入れておけば、気軽にポンポン使えて便利ですよ~。
(追記:散々悩んで思いついた!と思ったペンをインク代わりにする方法は、スタンプ愛好家の方々の間ではふつうに使われていると知ってあらっ!(^^;)
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2013年11月6日水曜日
インクの選び方<その2>6種類比較 便箋に押すインクはどれが最適?
便箋に秋の紅葉消しゴムハンコをポンポンと押しながら、あれれ?と思って手を止めました。
なんだかムラがいっぱいじゃない?
これを押したインクは、紙にも布にも押せるバーサクラフトインク。インクがハンコにたっぷりつきやすくて使いやすいので、紙にも気にせずに使っていたのですけど…。
「便箋にうっすらとハンコを押して文字の下に紅葉が写っているとオシャレよね」
と思って、インクをつけた直後は外枠に押し、そのままインクをつけ直ししないで2回目、3回目と押したのが便箋の線が引かれた部分です。確かに薄くついているのだけど、濃い部分があったり薄いところがあったりムラが目立ちます。
インクの種類は私が持っているだけでも6種類あるのだけど、ひょっとして、種類の違いはこういった細かいところに影響するのかな?
ハンコ用のインクって、なんでこんなに種類がたくさんあるの?と思うぐらいたくさんあるんですよ。しかも使い分け方があまりよくわからない!最初にインクを買いに行った時には、どれを買っていいものやら全くわからなくて、そのまま諦めて帰ってしまったぐらいです(笑)
メーカーさんのカタログを見たり、知っている人に聞いたりした今でも、紙に向くインクはアートニック、布に押すならバーサクラフト、ほぼ万能で陶器や皮やプラスチック、オールマイティに使いたいならステイズオンインク、という分け方で後のはよくわかってないぐらいですから。
「わからないなら実際に試してみよう!」
ということで、インク全種類の赤色(赤がなければピンク色)のインクを使って、同じ条件で便箋に押してみました。
さて、便箋に薄付きで押すにはどのインクが一番キレイに押せるのでしょう?
■用意したインク
左から、ステイズオンミディ、メメント、バーサマジック、ブリリアンス、バーサクラフト、アートニックの6種類。すべてツキネコ製のインクです。
このうちの2種類はインクを見ただけでも明らかに違います。何が違うのかというと…。
写真を見れば分かりやすいかな?
左奥の2種類は、側面がスポンジっぽくないのです。
一番左のステイズオンミディとその右隣、メメントはインクの種類が「染料系インク」といって、水や油なんかの溶剤に溶けています。なのでこのインクを使って紙に押すと紙にインクが染み込みます。
その他の4種類は「顔料系インク」です。顔料系インクは溶剤に溶けずに粒子になっています。紙に押してもにじみにくいインクなのです。
■6種類のインク色のつき方比較
では1種類づつ、薄付きになるように押してみましょう。
使った便箋は、私が大好きな文具メーカー、ミドリカンパニーの一筆箋です。製品の裏面に書かれていますが、紙の種類でペンの適正というのもあるのですね。これもインクとの相性です。
消しゴムハンコは次のようにして押していきました。
インクをつけた直後は濃いので、文字を書く欄外へ押す。次にインクをつけなおしせず2回目を便箋の本文を書く場所へ押します。こうすると少し薄めにインクがついていい感じ。3回押すとかなり薄くなってしまって限界です。2、3回押したらインクをつけなおし、また同じように繰り返して押していきます。
キレイに押せる重ね押しの方法は、『チビ消しゴムで作った簡単ハンコで豪華便箋を作ろう! (重ね押し)』 の後半に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
それでは、実際にそれぞれのインクで薄めに押すとどうなるかを1種類づつ見ていきます!
●ステイズオンミディ
このインクのイメージは、私の中ではほぼオールマイティー!陶器でも革でもプラスチックでも布でも、もちろん紙にも使えるインクです。ただ、ツルツルすぎる袋とかクリアファイルなんかはよほどしっかり乾かないとすぐ落ちるし、こするとインクが剥がれてしまったりもします。
このインク、赤色が無いので代わりにピンク色を使いました。押してみての感想は、やはり染料系のインク。紙には染み込んでしまうので、インクを付けた直後に押した右上の紅葉なんかは少しぼやけてしまっています。
意外だったのは2回目3回目に押した時。少しムラはあるけど、思ったほど悪くはありませんでした。
●メメント
こちらもステイズオンミディと同じく染料系のインク。やはりインクをつけた直後はにじんで輪郭がぼやけてしまっています。さらに、2回目に押した紅葉も白いムラがたくさん入っています。
うーん、このインクが一番ムラが酷いかな。
●バーサマジック
バーサマジックは薄づきのインクなのです。そんなこととはつゆ知らず、以前は頑張ってインクをつけて、濃くならないのはなぜ?と不思議に思っていた私。今思うと笑ってしまいます。
写真右上の紅葉がまさにそうで、しっかりインクをつけてもこんな薄い感じになります。今回のように、文字の裏側に透けるように押すにはピッタリなインクです。このシリーズはインクの色合いも落ち着いていて、はかなげな感じが秋っぽくて素敵です。
●ブリリアンス
ブリリアンスは私が一番好きなインクです。特に、押すとキラキラ輝きがあるパールインクがお気に入り。インクがたっぷりつきやすくて使いやすい。
今回使ったインクもキラキラなインクなのですが、薄く押すとあまりキラキラ感もなく、ちょっぴり残念。でも薄くてもわりとキレイに表情が出ています。
●バーサクラフト
バーサクラフトは布に押すには一番いいインクです。このインクもどちらかというと、インクがたっぷりつくタイプ。色の種類が多いので、インクがしっかりついてほしい時には重宝します。私は、次に出てくるアートニックよりもよく使っています。
このブログの一番最初に載せた写真は、このバーサクラフトを使って押したもの。紙にもよく使っていたので、薄く押した時にムラが多く出るというのには驚きました。
こちらの写真では最初ほどムラはひどくはないですね。それでもやはり、キメが荒いというか、繊細さには欠けるかな。意外でした。
●アートニック
最後に、普通紙専用インク、アートニック。色の種類が98色もあって色選びに嬉しい迷いが出るインクです。バーサクラフトに比べると薄づき。なので、アートニックよりもバーサクラフトを使うことが多かったのですが…。
さすが普通紙向けのインク!今回の比較では発色のよさもキメの細かさも揃って一番だと思います。インクをつけてから3回押してもホントキレイに薄づきになっていい感じです。
という訳で、便箋に薄く押すというテーマで一番綺麗に押せたと感じたのは、アートニックです。
最後に、アートニックで2色押ししたもみじハンコの便箋を作ってみました。
薄く重ね合わせた感じもいいですね~。これからは、紙に押す時、特に薄く押したい時にはアートニックのインクを使おうと思いました。
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なんだかムラがいっぱいじゃない?
これを押したインクは、紙にも布にも押せるバーサクラフトインク。インクがハンコにたっぷりつきやすくて使いやすいので、紙にも気にせずに使っていたのですけど…。
「便箋にうっすらとハンコを押して文字の下に紅葉が写っているとオシャレよね」
と思って、インクをつけた直後は外枠に押し、そのままインクをつけ直ししないで2回目、3回目と押したのが便箋の線が引かれた部分です。確かに薄くついているのだけど、濃い部分があったり薄いところがあったりムラが目立ちます。
インクの種類は私が持っているだけでも6種類あるのだけど、ひょっとして、種類の違いはこういった細かいところに影響するのかな?
ハンコ用のインクって、なんでこんなに種類がたくさんあるの?と思うぐらいたくさんあるんですよ。しかも使い分け方があまりよくわからない!最初にインクを買いに行った時には、どれを買っていいものやら全くわからなくて、そのまま諦めて帰ってしまったぐらいです(笑)
メーカーさんのカタログを見たり、知っている人に聞いたりした今でも、紙に向くインクはアートニック、布に押すならバーサクラフト、ほぼ万能で陶器や皮やプラスチック、オールマイティに使いたいならステイズオンインク、という分け方で後のはよくわかってないぐらいですから。
「わからないなら実際に試してみよう!」
ということで、インク全種類の赤色(赤がなければピンク色)のインクを使って、同じ条件で便箋に押してみました。
さて、便箋に薄付きで押すにはどのインクが一番キレイに押せるのでしょう?
左から、ステイズオンミディ、メメント、バーサマジック、ブリリアンス、バーサクラフト、アートニックの6種類。すべてツキネコ製のインクです。
このうちの2種類はインクを見ただけでも明らかに違います。何が違うのかというと…。
写真を見れば分かりやすいかな?
左奥の2種類は、側面がスポンジっぽくないのです。
一番左のステイズオンミディとその右隣、メメントはインクの種類が「染料系インク」といって、水や油なんかの溶剤に溶けています。なのでこのインクを使って紙に押すと紙にインクが染み込みます。
その他の4種類は「顔料系インク」です。顔料系インクは溶剤に溶けずに粒子になっています。紙に押してもにじみにくいインクなのです。
■6種類のインク色のつき方比較
使った便箋は、私が大好きな文具メーカー、ミドリカンパニーの一筆箋です。製品の裏面に書かれていますが、紙の種類でペンの適正というのもあるのですね。これもインクとの相性です。
消しゴムハンコは次のようにして押していきました。
インクをつけた直後は濃いので、文字を書く欄外へ押す。次にインクをつけなおしせず2回目を便箋の本文を書く場所へ押します。こうすると少し薄めにインクがついていい感じ。3回押すとかなり薄くなってしまって限界です。2、3回押したらインクをつけなおし、また同じように繰り返して押していきます。
キレイに押せる重ね押しの方法は、『チビ消しゴムで作った簡単ハンコで豪華便箋を作ろう! (重ね押し)』 の後半に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
それでは、実際にそれぞれのインクで薄めに押すとどうなるかを1種類づつ見ていきます!
●ステイズオンミディ
このインクのイメージは、私の中ではほぼオールマイティー!陶器でも革でもプラスチックでも布でも、もちろん紙にも使えるインクです。ただ、ツルツルすぎる袋とかクリアファイルなんかはよほどしっかり乾かないとすぐ落ちるし、こするとインクが剥がれてしまったりもします。
このインク、赤色が無いので代わりにピンク色を使いました。押してみての感想は、やはり染料系のインク。紙には染み込んでしまうので、インクを付けた直後に押した右上の紅葉なんかは少しぼやけてしまっています。
意外だったのは2回目3回目に押した時。少しムラはあるけど、思ったほど悪くはありませんでした。
●メメント
こちらもステイズオンミディと同じく染料系のインク。やはりインクをつけた直後はにじんで輪郭がぼやけてしまっています。さらに、2回目に押した紅葉も白いムラがたくさん入っています。
うーん、このインクが一番ムラが酷いかな。
バーサマジックは薄づきのインクなのです。そんなこととはつゆ知らず、以前は頑張ってインクをつけて、濃くならないのはなぜ?と不思議に思っていた私。今思うと笑ってしまいます。
写真右上の紅葉がまさにそうで、しっかりインクをつけてもこんな薄い感じになります。今回のように、文字の裏側に透けるように押すにはピッタリなインクです。このシリーズはインクの色合いも落ち着いていて、はかなげな感じが秋っぽくて素敵です。
●ブリリアンス
ブリリアンスは私が一番好きなインクです。特に、押すとキラキラ輝きがあるパールインクがお気に入り。インクがたっぷりつきやすくて使いやすい。
今回使ったインクもキラキラなインクなのですが、薄く押すとあまりキラキラ感もなく、ちょっぴり残念。でも薄くてもわりとキレイに表情が出ています。
●バーサクラフト
バーサクラフトは布に押すには一番いいインクです。このインクもどちらかというと、インクがたっぷりつくタイプ。色の種類が多いので、インクがしっかりついてほしい時には重宝します。私は、次に出てくるアートニックよりもよく使っています。
このブログの一番最初に載せた写真は、このバーサクラフトを使って押したもの。紙にもよく使っていたので、薄く押した時にムラが多く出るというのには驚きました。
こちらの写真では最初ほどムラはひどくはないですね。それでもやはり、キメが荒いというか、繊細さには欠けるかな。意外でした。
●アートニック
最後に、普通紙専用インク、アートニック。色の種類が98色もあって色選びに嬉しい迷いが出るインクです。バーサクラフトに比べると薄づき。なので、アートニックよりもバーサクラフトを使うことが多かったのですが…。
さすが普通紙向けのインク!今回の比較では発色のよさもキメの細かさも揃って一番だと思います。インクをつけてから3回押してもホントキレイに薄づきになっていい感じです。
という訳で、便箋に薄く押すというテーマで一番綺麗に押せたと感じたのは、アートニックです。
最後に、アートニックで2色押ししたもみじハンコの便箋を作ってみました。
薄く重ね合わせた感じもいいですね~。これからは、紙に押す時、特に薄く押したい時にはアートニックのインクを使おうと思いました。
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2013年10月18日金曜日
消しゴムハンコで作るエンボス加工
『エンボス加工』
最初に聞いた時は、なんのことだかサッパリわかりませんでしたが、見て納得。
ありますよね、こういうの。紙やシールでイラストのところがポコっと立体的に浮き出ているようなもの。このポコっと浮き出た加工のことをエンボス加工といいます。
このシールも消しゴムハンコで作ったものです。
エンボス加工の作り方を超簡単に説明すると、
消しゴムハンコを押す ⇒ すぐにエンボスパウダーをかける ⇒ エンボスヒーターの熱でパウダーを溶かす ⇒ 完成!!
それだけです。慣れればとっても簡単に出来ます。
それでは、実際にどうやって作ればいいのか、失敗しないポイントも取り上げながら説明していきます。
≪ハンコで作るエンボス加工≫
■準備する道具
・消しゴムハンコ
・乾きが遅いスタンプインク
・エンボスパウダー
・エンボスヒーター
・シールや便箋、封筒等エンボス加工したい物
・白い紙(コピー用紙でもOK)
(・粉払い用の筆)
乾きが遅いスタンプインクは、ツキネコ製のインクでは、普通使用のインク artnic が最適だと言われています。
エンボスパウダーにはいろいろ種類があります。今回は、ハンコのインクの色そのままの色で浮き出させたいので『クリア』のパウダーを使います。
エンボスパウダーを溶かす道具は、ここではエンボスヒーターという専用のヒーターを使います。エンボスヒーターを使わなくても、アイロンやコンロ、ロウソクを使って溶かすことも出来ます。が、エンボスヒーターを使うと火が燃え移る危険もないし、手を火傷しそうになることもなく、安全でアッという間にパウダーを溶かすことが出来るので、たくさん作るならやっぱりエンボスヒーターがいいな~と思います。
粉払い用の筆は、ツルツルのシールなど、エンボスパウダーが必要もない場所についてしまった時に払い落とすために使います。コピー用紙のように粉がサラサラ落ちる紙等でしたら必要ありません。私は化粧道具の小さな筆を使っています。絵の具の細筆や書道で使う細筆でも大丈夫です。太い筆は細かい部分の粉を払い落とすのには向きません。
■作り方
1.道具を準備
エンボス加工が上手くいくかどうかは、ハンコを押した後、エンボスパウダーを上手く均等にかけられるかが勝負です。つまり、押したハンコが乾かないうちに段取りよくパウダーをかける準備が必要です。
押した後にすぐパウダーをかけられるように、フタを開けて、白い紙を敷いてスタンバイ!白い紙はこぼれ落ちたパウダーを集めて元のボトルへ戻すために使います。ゴミが落ちていないかどうかは最初に要チェック。紙は半分に折り目をつけておくと、残った粉をこぼさずにボトルに戻せます。ちょっとしたことだけど、ココ、ポイントです。
2.消しゴムハンコを押す
今回はリスの消しゴムハンコを使います。消しゴムハンコとインクを両手に持ち、ポンポンと叩くようにインクをつけて、便箋にポン!と押します。
ハンコを押したら休む間もなく次へ急げ急げ!
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最初に聞いた時は、なんのことだかサッパリわかりませんでしたが、見て納得。
ありますよね、こういうの。紙やシールでイラストのところがポコっと立体的に浮き出ているようなもの。このポコっと浮き出た加工のことをエンボス加工といいます。
このシールも消しゴムハンコで作ったものです。
エンボス加工の作り方を超簡単に説明すると、
消しゴムハンコを押す ⇒ すぐにエンボスパウダーをかける ⇒ エンボスヒーターの熱でパウダーを溶かす ⇒ 完成!!
それだけです。慣れればとっても簡単に出来ます。
それでは、実際にどうやって作ればいいのか、失敗しないポイントも取り上げながら説明していきます。
■準備する道具
・消しゴムハンコ
・乾きが遅いスタンプインク
・エンボスパウダー
・エンボスヒーター
・シールや便箋、封筒等エンボス加工したい物
・白い紙(コピー用紙でもOK)
(・粉払い用の筆)
乾きが遅いスタンプインクは、ツキネコ製のインクでは、普通使用のインク artnic が最適だと言われています。
エンボスパウダーにはいろいろ種類があります。今回は、ハンコのインクの色そのままの色で浮き出させたいので『クリア』のパウダーを使います。
エンボスパウダーを溶かす道具は、ここではエンボスヒーターという専用のヒーターを使います。エンボスヒーターを使わなくても、アイロンやコンロ、ロウソクを使って溶かすことも出来ます。が、エンボスヒーターを使うと火が燃え移る危険もないし、手を火傷しそうになることもなく、安全でアッという間にパウダーを溶かすことが出来るので、たくさん作るならやっぱりエンボスヒーターがいいな~と思います。
粉払い用の筆は、ツルツルのシールなど、エンボスパウダーが必要もない場所についてしまった時に払い落とすために使います。コピー用紙のように粉がサラサラ落ちる紙等でしたら必要ありません。私は化粧道具の小さな筆を使っています。絵の具の細筆や書道で使う細筆でも大丈夫です。太い筆は細かい部分の粉を払い落とすのには向きません。
■作り方
1.道具を準備
エンボス加工が上手くいくかどうかは、ハンコを押した後、エンボスパウダーを上手く均等にかけられるかが勝負です。つまり、押したハンコが乾かないうちに段取りよくパウダーをかける準備が必要です。
押した後にすぐパウダーをかけられるように、フタを開けて、白い紙を敷いてスタンバイ!白い紙はこぼれ落ちたパウダーを集めて元のボトルへ戻すために使います。ゴミが落ちていないかどうかは最初に要チェック。紙は半分に折り目をつけておくと、残った粉をこぼさずにボトルに戻せます。ちょっとしたことだけど、ココ、ポイントです。
2.消しゴムハンコを押す
今回はリスの消しゴムハンコを使います。消しゴムハンコとインクを両手に持ち、ポンポンと叩くようにインクをつけて、便箋にポン!と押します。
ハンコを押したら休む間もなく次へ急げ急げ!
3.エンボスパウダーをかける
押したハンコのインクが乾かないうちに、上からエンボスパウダーをサラサラとふりかけます。余った分は元のボトルへ戻すので思い切って、たくさんふりかけてしまっても大丈夫です。印面全てに粉がしっかりつくようにふりかけます。
4.余分なパウダーを落とす
印面にエンボスパウダーがしっかりとついたら、余分な粉を払い落とします。便箋やコピー用紙等のざらざらした紙は、用紙を立てるだけで余分なパウダーがサラサラと落ちてきます。
印面(この写真では茶色いリス)の外側にエンボスパウダーが残ってしまうと、エンボスヒーターで溶かした時に、白イポツポツが残ってしまいます。ですので、必要のない部分はキレイにパウダーを落としましょう。
紙を立てただけでキレイにパウダーが落ちるものはいいのですが、そうではないもの、例えば次の写真のように立てても粉が残ってしまうシール等は、印面の外側についたパウダーを筆を使って払い落とします。
筆で払い落とす作業は意外と難しい。間違って印面に筆が当たってしまうと、そこだけエンボス加工がハゲてしまいます。ここは慎重に、ゆっくりと。
さぁ、余分なパウダーは落ちました。印面にはうっすらキレイにパウダーがのっています。
5.エンボスパウダーを溶かす
さぁ、いよいよお楽しみの行程です。
エンボスヒーターを使って、印面についたエンボスパウダーを溶かします。
その前に…、エンボスヒーターのスイッチを入れると風で周りのモノが舞い散るので、パウダーが落ちた白い紙はどこか遠くへ避難させておきます。
それでは、エンボスヒーターをスイッチオン!
パウダーをつけた印面に向けてヒーターを近づけます。ヒーターはかなりの高温です。手を近づけるとアチチチ!火傷してしまいますので、気をつけて。
しばらくすると、印面のエンボスパウダーが少しづつ溶けて、濡れたように溶けていきます。この変化を眺めていると面白い!エンボス加工で私が一番好きなところ♪
全体が濡れたようになったら完成です!
ありゃりゃ、リスの耳のところがポコっと浮き出ていませんね。
これはふりかけたパウダーが途中で取れてしまったからです。
パウダーをかけた後、紙を叩いたり、筆で印面にあたってしまうとパウダーは簡単にはがれおちてしまいます。そうならないように、パウダーをふりかけた後は、余分なパウダーはさらっと落とす程度にして、すぐにヒーターで溶かしてしまうようにしています。
便箋の下の部分は、枯葉とどんぐりの消しゴムハンコを押して、同じようにエンボス加工をしました。これで完成です。ただハンコを押すだけよりも、かなりゴージャスになりました。
エンボス加工の便箋や封筒は、パッと見、作ったとは思えませんよね。
「これどうやってるの?」
と聞かれると、ついニヤっとしてしまいます。
出来上がったら最後にお片付け。
パウダーを落とすための下敷きに使った紙を半分に折り曲げて、ボトルの中に戻します。新しいパウダーと混ぜたくなければ、別の容器に入れて分けておいてもいいですね。
■おまけ
ひとつ実験をしてみました。
パウダーを落とすための下敷きに使った紙を半分に折り曲げて、ボトルの中に戻します。新しいパウダーと混ぜたくなければ、別の容器に入れて分けておいてもいいですね。
■おまけ
ひとつ実験をしてみました。
エンボスヒーターとドライヤーって似てるけど、ドライヤーは本当にエンボス加工に使えないの?
気になってしまって、実際に試しました。はたして1200Wのドライヤーでエンボスパウダーは溶けるのでしょうか?
結果は動画をご覧ください。
この動画、エンボスパウダーが端から順番に溶けていく様子もちゃんと写っていてお気に入りです。何度見ても、溶けていく様子は見ていて楽しいです。
それにしても、やっぱりエンボスパウダーはかなりの高熱なんですね~。どんどん溶けていってくれるのでかなり便利です。エンボス加工をするなら、1台欲しいところ。3000円前後で購入できます。
慣れると簡単!ぜひエンボス加工でゴージャスな仕上がりをお楽しみください。
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2013年9月18日水曜日
消しゴムハンコで作る パラパラ漫画風付箋
付箋を使っていてふと思いつきました。
「消しゴムハンコをずらして押したら、パラパラマンガのように動き出すんじゃない?!」
さてさて、思いつきが本当に実現出来ますやら?実際に作ってみたものがこちらの動画です。ご覧ください。
動いてます!よね?
私、パラパラめくるのが下手で、見せたお友達からも、めくるのが下手すぎるとダメ出しが。ははは…。でも上手な人がめくると、スムーズに動いてくれます。
付箋にそのまま消しゴムハンコを押しているだけだから、もちろんそのまま付箋としても使えます。やってみて思わずニヤリ!簡単に作れますので、ぜひお試しください。
それでは消しゴムハンコで作るパラパラマンガの作り方、はじまりはじまり~。
■準備する道具
・消しゴムハンコ
・紙用のインクartnic
・付箋
・要らない紙
消しゴムハンコは、車や飛行機、落ち葉など、動きがあるイラストを選ぶと楽しそうです。お手持ちのハンコに無かったら?簡単に作ることができます。『身近な道具で手軽に簡単♪ 消しゴムハンコの作り方』を参考に作ってみましょう。
ハンコ用のインクはたくさんありますが、紙に押すならやっぱりartnic。ハンコにインクをのせすぎたと思っても、それほどつきすぎずいい感じです。
要らない紙は、インクをつけたくない部分を隠してインク付けするという、ちょっとしたテクニックとして使います。
■作り方
上の動画のパラパラ漫画付箋を作りましょう。
消しゴムハンコの大きさが横長なので、付箋も幅が広い5cm幅を選びました。動きが細かいパラパラ漫画ほど枚数が多い付箋を用意します。
1.ハンコを押す場所を決める
付箋の下ギリギリだとパラパラめくる時に指に隠れてしまいます。下側は少し余白をあけておきます。
付箋の上には貼り付けるための糊の部分があります。パラパラめくった時に、上はどのあたりまで見えるのかをあらかじめ確認しておきます。
2.どんな風にハンコのイラストを動かしたいかを決める
今回は左向きの車なので、右側から左へ通り過ぎるように動かします。途中、エンストで一旦ストップするというハプニングも加えてみます。
3.ハンコを押していきましょう
1枚目は車の先っぽだけ見えるように押し、2枚目は1枚目と同じぐらいの高さで、車が1~2mmほど前に進むように、と、少しづつ左へ動いていくように1枚づつ付箋をめくりながら押していきます。
4.エンストの表現
車が真ん中あたりに来るようになったところで、エンストをおこして止めます。パラパラめくりながら動きを止めるため、ハンコを押す位置は、5、6枚とも大体同じ位置に押します。
止まっている間は車の後ろから吹き出しが出ているのはおかしいので、車体部分だけインクをつけて押します。
インクをつけたくない所は、要らない紙を挟んでスタンプ面にインクをのせます。こうすると、ハンコの一部分を消して押すことができます。ちなみに…、一般的に、消しゴムハンコのインクは押す面を上にして、インクを軽くたたきつけるようにポンポンつけます。
車のエンジンがかかり出す次の数枚は、吹き出しの部分も少しづつインクがつくようにして押していきます。
5.枚数が少なくなったら
最初のうちは付箋が分厚いので押してもインクが下につきません。が、押す枚数が増えてくると、はみ出して押した部分のインクが机についてしまいます。要らない紙を下に敷いて押していきます。
6.仕上げ
車が通り過ぎるまでハンコを押し終わったら、仕上げにかかります。付箋が余っていると、パラパラめくり終わった後に真っ白な状態が続くので、白紙の付箋は取り外してしまいましょう。
無地の付箋の1枚を外して最後の1枚の接着部分同志でひっつくように重ねれば出来上がりです。
このパラパラ漫画付箋はパラパラめくって楽しむことも出来ますし、素敵なハンコを押した付箋として楽しむこともできます。
今回はインクの色は1色で作りましたが、途中でインクの色を徐々に変えていくというのも面白そうです。秋には、落ち葉がハラハラ舞うというアイデアも風情があってよさそうです。
最後に、こんなメッセージパラパラ漫画付箋を作ってみました。
「ありがとう」の文字が少しづつ出てきて、最後はにっこり笑顔とハート付きの「ありがとう」で終わります。こんな付箋をちょっとした御礼代わりにお友達に贈ったら、きっと楽しんでもらえますよ。
消しゴムハンコに限らず、市販のスタンプでも動かしたい方向へ少しづつずらして押せば、簡単に出来上がります。パラパラ漫画付箋、おもしろいですよ。ぜひ作ってみてくださいね!
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「消しゴムハンコをずらして押したら、パラパラマンガのように動き出すんじゃない?!」
さてさて、思いつきが本当に実現出来ますやら?実際に作ってみたものがこちらの動画です。ご覧ください。
動いてます!よね?
私、パラパラめくるのが下手で、見せたお友達からも、めくるのが下手すぎるとダメ出しが。ははは…。でも上手な人がめくると、スムーズに動いてくれます。
付箋にそのまま消しゴムハンコを押しているだけだから、もちろんそのまま付箋としても使えます。やってみて思わずニヤリ!簡単に作れますので、ぜひお試しください。
それでは消しゴムハンコで作るパラパラマンガの作り方、はじまりはじまり~。
■準備する道具
・消しゴムハンコ
・紙用のインクartnic
・付箋
・要らない紙
消しゴムハンコは、車や飛行機、落ち葉など、動きがあるイラストを選ぶと楽しそうです。お手持ちのハンコに無かったら?簡単に作ることができます。『身近な道具で手軽に簡単♪ 消しゴムハンコの作り方』を参考に作ってみましょう。
ハンコ用のインクはたくさんありますが、紙に押すならやっぱりartnic。ハンコにインクをのせすぎたと思っても、それほどつきすぎずいい感じです。
要らない紙は、インクをつけたくない部分を隠してインク付けするという、ちょっとしたテクニックとして使います。
■作り方
上の動画のパラパラ漫画付箋を作りましょう。
消しゴムハンコの大きさが横長なので、付箋も幅が広い5cm幅を選びました。動きが細かいパラパラ漫画ほど枚数が多い付箋を用意します。
1.ハンコを押す場所を決める
付箋の下ギリギリだとパラパラめくる時に指に隠れてしまいます。下側は少し余白をあけておきます。
付箋の上には貼り付けるための糊の部分があります。パラパラめくった時に、上はどのあたりまで見えるのかをあらかじめ確認しておきます。
2.どんな風にハンコのイラストを動かしたいかを決める
今回は左向きの車なので、右側から左へ通り過ぎるように動かします。途中、エンストで一旦ストップするというハプニングも加えてみます。
3.ハンコを押していきましょう
1枚目は車の先っぽだけ見えるように押し、2枚目は1枚目と同じぐらいの高さで、車が1~2mmほど前に進むように、と、少しづつ左へ動いていくように1枚づつ付箋をめくりながら押していきます。
4.エンストの表現
車が真ん中あたりに来るようになったところで、エンストをおこして止めます。パラパラめくりながら動きを止めるため、ハンコを押す位置は、5、6枚とも大体同じ位置に押します。
止まっている間は車の後ろから吹き出しが出ているのはおかしいので、車体部分だけインクをつけて押します。
インクをつけたくない所は、要らない紙を挟んでスタンプ面にインクをのせます。こうすると、ハンコの一部分を消して押すことができます。ちなみに…、一般的に、消しゴムハンコのインクは押す面を上にして、インクを軽くたたきつけるようにポンポンつけます。
車のエンジンがかかり出す次の数枚は、吹き出しの部分も少しづつインクがつくようにして押していきます。
5.枚数が少なくなったら
最初のうちは付箋が分厚いので押してもインクが下につきません。が、押す枚数が増えてくると、はみ出して押した部分のインクが机についてしまいます。要らない紙を下に敷いて押していきます。
6.仕上げ
車が通り過ぎるまでハンコを押し終わったら、仕上げにかかります。付箋が余っていると、パラパラめくり終わった後に真っ白な状態が続くので、白紙の付箋は取り外してしまいましょう。
無地の付箋の1枚を外して最後の1枚の接着部分同志でひっつくように重ねれば出来上がりです。
このパラパラ漫画付箋はパラパラめくって楽しむことも出来ますし、素敵なハンコを押した付箋として楽しむこともできます。
今回はインクの色は1色で作りましたが、途中でインクの色を徐々に変えていくというのも面白そうです。秋には、落ち葉がハラハラ舞うというアイデアも風情があってよさそうです。
最後に、こんなメッセージパラパラ漫画付箋を作ってみました。
「ありがとう」の文字が少しづつ出てきて、最後はにっこり笑顔とハート付きの「ありがとう」で終わります。こんな付箋をちょっとした御礼代わりにお友達に贈ったら、きっと楽しんでもらえますよ。
消しゴムハンコに限らず、市販のスタンプでも動かしたい方向へ少しづつずらして押せば、簡単に出来上がります。パラパラ漫画付箋、おもしろいですよ。ぜひ作ってみてくださいね!
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