2014年11月30日日曜日

消しゴムハンコのテクニック 私の裏技的彫り方

消しゴムハンコの基本的な作り方と、文字の彫り方は以前このブログに書いているので、今回はその他のちょっとしたテクニックをご紹介します。

毎日facebookの1Day1Make消しゴムハンコページに載せるために消しゴムハンコを彫り続けて1年越え、さすがにああする方がいいかな?、こうした方が使いやすいかも?なんて思いつくこともちょこちょこ。そんな私流の裏技を紹介します。

●丸の彫り方(白抜き)
丸を彫りたい時には、円の中心にカッターの刃を斜め45度ぐらいに突き刺し、固定させて消しゴムをグルンと一回転まわします。これがキレイに彫れるやり方。



サイズの大小によって、カッターを消しゴム板に突き刺す深さを変えます。小さい円を彫りたいなら浅目に突き刺し、大きめの円を彫りたい時には深めに突き刺します。


動画はこちら。




ちなみに、これは彫り方というかなんというか…。生き物の目のように、直径1mm小さい丸をキレイにくりぬきたい時に使う道具はカッターじゃなくて画びょうやシャープペンシルの先。

穴を開けたいところに突き刺すだけです。めちゃくちゃ簡単でしょ。これは誰にでもキレイに出来ること間違いなし!



●丸の彫り方(印面を丸く残す)
こちらもカッターを消しゴム板に突き刺して、消しゴムをグルっと回すことは変わりませんが、カッターの突き刺し方が違います。

白抜きにしたい時は白い丸の中心に向かって斜めにカッターを突き刺しますが、丸を残したい時には反対。円の外側に向かってカッターの刃を斜めに倒します。

これは丸に限らず、どんなイラストを彫る時も共通。残したい面の左側に刃を入れます。




カッターの刃を差し込んだら、後は下書きの曲線にそってずれないように気をつけながらカッターを持っていない手で消しゴムをゆっくり回していきます。1周回ったら外側から円に向かってナイフを入れて1周まわします。



ナイフの刃先が消しゴムの中でV字にクロスしていれば、ちょっと引っ張るだけで綺麗にくり抜くことができます。完成!





●広い余白の彫り方
イラストの真ん中辺りに余白がたくさんある時は、まずは枠の部分を彫ってから、中味を彫っていきます。



片方向ばかり斜めに何回か直線を入れていきます。消しゴム板をひっくり返してまた同じように斜めに直線。ナイフの刃を入れた底でVの字に重なるように刃を入れていきます。


全部彫れたらこんな感じ。



インクをつけて山の部分にまでインク汚れがついてしまったら、さらに尖がった山の部分をカッターで切り落としていきます。


動画でご覧ください。

動画では、片側の直線を続けて彫った後に、上下繋がっている部分にナイフを入れてから、消しゴムをひっくり返してもう片側に直線を入れていっています。こうすると、上下で消しゴムが繋がって、彫りクズが取れないということはなくなります。



●周りの余白の処理
私はとっても面倒くさがりなので、イラストの周りの余白は、わりとギリギリのところで消しゴム自体をカットしてしまいます。


周りをたくさん残すと彫る部分が多くなってしまうので出来るだけ彫るところを少なくしたいズボラさんです。

ただ、持ち手を付ける時に持ち手に比べてハンコ自体があまりにも小さい時には、押す時の安定感も考えて、あえて周りの余白を残すこともありますけどね。

余白を少なくすると、こんな特典が!


イラストの外側を彫る時に、ナイフの刃先を消しゴムから突き出すほど深く彫っておくと…。



外側からイラストに向かってナイフの刃をV字に入れる工程がひとつ省けてお得です。(笑)


裏ワザというか、単に面倒くさがりというか。ハハハ…。もし気に入ったやり方があったら、ぜひ使ってみてください。





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